【ARTERA ONLINE GALLERY】御所手毬 黒澤 りえ

御所手毬 黒澤 りえ
RIE KUROSAWA

女の子の成長と幸福を祈る雛祭り、そこに豪華な雛壇と共に、吊るし飾りの伝統があります。その飾り物の中に人形や動物に混じって七宝毬(しっぽうまり)という正八面体を球形にした立体造形があります。その構造を幾何学的に更に複雑にし、江戸縮緬や大正縮緬などの古い正絹の古布を用い、手縫いで製作した手毬を「御所手毬(ごしょてまり)」と名付けました。

また、その後あるとき娘の誕生プレゼントにと、正絹の古布を着物に用いてチャームドールを作ってみました。その画像をSNSに投稿したところ思いのほか好評で、これを「エリー」と名付けました。

「御所手毬」と「エリー」、どちらも手に取られた方の幸福を祈って製作しております。それぞれひとつひとつ違っていて同じものはありません。その形や古布の図柄や色など楽しんでいただけたらと思います。

同じものは一つとしてありません。どれも世界に一つだけの作品です。

※『御所手毬』は商標登録です。
(特許庁)登録番号第6166613号

PROFILE

御所手毬 黒澤 りえ(ごしょてまり くろさわ りえ)
1960年 福岡県出身

2020.12 博多阪急展示(福岡)
2025.02 「日本の美術」全国選抜作家展(上野の森美術館)・作品「雅」MIYABI
2025.10 「文化を伝えるアート展」(すみだリバーサイドホール)・作品「美」

雅(MIYABI)
2025 53×53cm


2025 20号

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